今年は最大12連休とも言われた2026年ゴールデンウイークも明け、皆様通常の生活に戻られていることと思います。
ですが、なかにはやる気が起きない、朝起きれない、体調がすぐれない、仕事・学校へ行けない、疲れが取れない等々の不調を抱えている方もおられます。
これは俗に言う「五月病」なるものと思われます。一般的には環境変化によるストレスやゴールデンウイークによる生活リズムの乱れ、心身の疲労の蓄積などが原因とされています。
今回は、この五月病を当センター流に解説してみようと思います。
まず考えなくてはならないのが、脳内の環境とこれまでの対処法です。
先月お伝えした「春眠暁を覚えず」に通ずる話になりますが、特にこの3・4月は自然環境的にも社会環境的にも変化の大きな季節です。
その期間は特別な事をしていなくても、知らず知らずのうちに疲れているとお伝えしました。
ただ、疲れていながらも通常の生活や仕事をこなす上で重要となるのが脳内の環境とその対処法です。
疲れていながらも「頑張って」乗り越えてきたこの数か月というのは、脳内からすると「無理をして」過ごした数か月とも言えます。
この「無理をする」には必ず自律神経系である交感神経の興奮が伴います。またこの「無理」は、自らを守るために脳内からの注意信号や抑制信号発令のきっかけとなります。
交感神経の興奮は、脳や身体の活動性向上をもたらします。意識は明瞭になり、身体も軽く活動的になりやすいです。
但しこの交感神経の興奮が通常の範囲で行われていれば良いのですが、脳内の注意・抑制信号が発令された状態では通常の興奮度合いでは足りず、過剰興奮を招きます。
イメージとしては、ブレーキを掛けたまま自転車を漕いでみてください。果たして自転車はスムースに進むでしょうか?
もしそのブレーキに気付かずにいたら、自転車を進めるためにあなたは何をするでしょうか?
多くの方々は「頑張って」ペダルを踏むと思います。
これを上記の内容に置き換えると、行動するあなた(進む自転車)が脳内の注意・抑制信号(ブレーキ)に気付かずにいる。
やる気が起きない、疲れが取れない(進まないブレーキの重さ)は感じているが、何とか頑張って行動しようとしている(交感神経の過剰興奮)。
こんな感じでしょうか。
ここで厄介なのは、一時的に頑張って進めたんだから、また頑張って進めば良いとすればするほど、その頑張りは効かなくなるということです。
この頑張りは、いわば「火事場の馬鹿力」です。一時的にできたとしても、常用はできません。
そして出されている注意・抑制信号は、あなたに過剰な無理をさせないよう脳内から発令されていますから、その状態で頑張れば頑張る程、抑制(ブレーキ)は強くなります。
さてこの状態で迎えた連休は、一時的に無理な頑張りからは解放されるかもしれません。ですが、脳内からの注意・抑制信号が発令されたままだとどうなるでしょう。
一度緩めたペダリングは、新たにまた強く踏み込まなければ前進できません。あなたはできますか?
五月病と呼ばれる状態の方々の多くは、ここでペダルを強く踏み込むことができない、そのブレーキの強さに恐れ戦いている方々です。要は疲労困憊状態なんです。
疲れているんだから、休めば回復するのでは?とお考えのあなた、はい、半分正解です。
ポイントは、心身共に、発令されている注意・抑制信号に従った休み方が必要なんです。
つまり、発令されたら即座に従う、ということなんです。
また、日々の生活の中で、これらブレーキを感じていながら頑張っておられる方は、頑張らずにやってみるとういのも良い方法です。
もちろん生活リズムを整えるのは効果的ですが、根本的な解決方法ではありません。
また睡眠も、多ければ良いというわけではありません。
五月病の様な状態は、長期化すればするほど解決に時間がかかります。
もしお困りの方がおられるようでしたら、お早めにお電話を。
あなたのより良い明日を心から願っております。
新札幌カイロプラクティックセンター


