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2017年6月13日

カフェイン中毒(Caffein Poisoning, Caffein Intoxication)

カフェイン中毒について、ちょうどブログに書こうと思っていたら、今朝のニュースでも取り上げていましたね。

私が初めて「カフェイン中毒」という言葉を知ったのは、まだアメリカで学生をしていた90年代後半のことです。

ちょうどアメリカでもスターバックスや町のコーヒーショップが流行りだした時期と重なります。

自前のマグにお気に入りのショップでコーヒーを入れて持ち歩くのがお洒落でエコだと、社会的にも持てはやされました。

その当時の私と言えば、徹夜でテスト勉強する際の強い味方として、「カフェイン様」には幾度となくお世話になったものです。

そんなカフェイン様に対して「中毒」とは何たるや!とは思いませんでしたが、確かに摂取のし過ぎは良くないな程度の認識でした。

あれから約20年の歳月が過ぎ、今また「カフェイン中毒」という言葉が注目されております。

 

朝の目覚ましに、日中や食後のリラックスに、私の様に眠気覚ましに、などなど、コーヒーは単に飲料としてではなく、何らかの効果を求めて摂取される方が多いのではないでしょうか。

では、カフェインが我々にもたらす効果とは何でしょうか。

カフェインはDNAやATPに関わるアデノシンを抑える作用があったり中枢神経系に影響を与えますが、一般的には「交感神経を興奮する」作用を持つと考えてよいと思います。

交感神経は、我々が活動的になる際に働いている自律神経系の1つです。

もし交感神経の興奮が得られないと、我々は行動的になることができません。

朝目覚めてもシャキッとしなかったり日中の眠気などは、交感神経の興奮が伴っていないためです。

そこでコーヒーなどを飲むと、およそ30分でカフェインが脳に到達し、交感神経の興奮が促されて活動的になったりシャキッとなれるわけです。

これがもし、これまでは1杯のコーヒーで十分だったものが、1杯では効かなくなったら、あなたはどうしますか?

1杯から2杯、3杯と、量を増やすことで対応する方がほとんどではないでしょうか。

そこで「カフェイン中毒」の問題が生じるわけです。

 

一般的なコーヒー豆10gに含まれるカフェイン量は、150mlの湯で抽出するとおよそ60㎎とされています。(文科省2015年食品標準成分表より)

コーヒーカップ1杯がおよそ150ml、マグカップなどは200~300mlありますから、1杯あたりのカフェイン量はおよそ60~120㎎になります。

少量であれば、計算や記憶の向上、疲労感の抑制、運動能力の向上や体脂肪の燃焼促進といった効果があるようです。

1日のカフェイン摂取量が250㎎を超えると交感神経系の過剰興奮に伴った症状、例えば焦燥感や睡眠障害、神経過敏、頻尿、頻脈、吐き気、興奮状態など軽度の中毒症状が現れます。

ですが、一度に1g以上の摂取は強度のカフェイン中毒を引き起こすとされています。

また、致死量には個人差や健康状態などによって違いがあるようですが、一般的には200㎎/㎏とされているようです(体重50㎏の人で10g)。

カフェインを多く含む食品はコーヒー以外にもたくさんあります。

お茶や紅茶、ウーロン茶、コーラ、眠気覚ましのドリンクや錠剤、エナジードリンク系など、今や巷には多くのカフェインで溢れ返っています。

2015年には20代の男性がカフェインの過剰摂取により中毒死しています。

司法解剖の結果、彼のカフェイン血中濃度は致死量に達しており、胃からはカフェインの錠剤も見つかっています。

また日本中毒学会の調査によると、2011年からの5年間にカフェイン中毒で病院搬送されたケースは少なくとも101例あり、心停止が7例うち3例は死亡したことが確認されています。

亡くなられた方々にはご冥福をお祈りいたしますが、では何故、そこまで摂取してしまったのでしょうか。

 

亡くなられた方々や搬送された方々からお聞きしたわけではないので、あくまでも私の想像ですが、それは活動的になることを選択したからではないでしょうか。

仕事や学業、趣味や遊びなど理由は様々でしょうが、行動や覚醒に問題が生じた時、カフェインを摂取することでそれを得ようとしていた。

それは正に学生時代の私そのものであります。

また2015年に亡くなられた20代の男性は、深夜勤務明けに自宅で亡くなったそうです。

 

そもそも何故行動や覚醒が妨げられるのか、それは「脳内からのブレーキ」によるものです。

「脳内からのブレーキ」が、交感神経の興奮を抑制しているためです。

疲労や自律神経失調症など、様々な原因とされる症状は皆、この「脳内からのブレーキ」の問題に含まれます。

この「ブレーキ」は本来、我々を守るための安全装置として働いています。

ですが、社会性を重要視する現代にとって、この「ブレーキ」はある意味で邪魔な、または不都合な存在なのです。

「脳内からのブレーキ」についてはまた後日お話いたしますが、このブレーキに従うことができれば、またブレーキを拒否・否定することなく受け入れていれば、亡くなることは防げたように思うのです。

自らの状態に目を背け、社会ばかりを重要視してしまえば、我々は生き物として生きていくことが困難になります。

カフェインなどから得られる一時的な交感神経の過剰興奮は、あなたに活動性や覚醒をもたらすでしょうが、それはあくまでも一時的な対処にのみ有効です。

いわば「火事場の馬鹿力」のようなものなのです。

一度できたからといってそれを常用すれば、いつか自らを壊すことになるでしょう。

是非そうならない為にも、今一度、ご自分を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 

皆様の日々の健康を願って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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